うつ カウンセリング
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- やる気が出ない
- 起きられない
- 楽しめない
- 思考力が落ちた
- 迷惑ばかりかけて申し訳ない
などの症状、考えが2週間以上続くと、うつ病のサインです。
一つ一つの症状、考えは誰もが感じるものですが、それが2週間以上にわたって絶え間なく続く場合は、うつ病の可能性があります。
うつの時 心療内科の対応
心療内科医師の対応は、CES-Dという、うつ病自己評価尺度検査を行い、点数が高かった場合うつ病と診断し、休養を言い渡し、投薬治療がスタートします。
うつ病の原因が、働きすぎや心身の酷使だった場合、休養で回復が期待できるし、脳内物質の偏りを調整するためには投薬治療が有効です。
最近では、うつ病治療に精神療法(カウンセリング)が有効だというデータがあります。考え方の癖や、人とのかかわり方のパターンや性格でストレスを受けやすい場合、原因を対処していくと再発が防ぎやすくなります。なので、心療内科の医師は、投薬治療と併せて、精神療法をメインとしたカウンセリングをすすめます。
うつのカウンセリングの方針
うつ病の場合、私のカウンセリングでは①生物学的要因(脳の機能変調)②環境要因③心理的要因に分けます。
(自分だと①~③が混同してしまっている③にのみ特化するカウンセラーも多いです)
①生物学的要因(脳の機能変調)
生物学的要因(脳の機能変調)は医師に検査、投薬治療を任せ、②と③をカウンセリングで対処
②環境要因
環境要因が強い方は、生活を整える指導、ストレスの溜まりづらい脳の使い方の指導、コミュニケーショントレーニング
③心理的要因
認知行動療法、対人関係療法で生きいやすさを身につけるトレーニング、傷ついた感情を癒していくセラピー
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1.カウンセリングスタート
今あなたが困っていることをお伺いします。
お悩み、困っていること、辛いこと、どうなったら理想なのかをお聞きしていきます。この時点でハッキリしていなくても問題ありません。
→カウンセラーはその方に合うカウンセリング方法を思い描きながら質問しています。 -
2.どんな療法が合うのか、どんな風にカウンセリングを進めていくかのご説明
→合う方法は人によって全く違います。
私は、その方の性格やお悩みに合うように色んな療法を組合わせています。 -
3.性格、状態の検査スタート
→今何がその方の中で起こっているのかを心理学の観点から分析してご説明します。
●エゴグラム…性格の特徴をつかむ検査。性格はつかみどころがないので、5つの要素に分けて捉えます。対処するポイントをみつけ、生きづらさの改善やコミュニケーションの改善につながる具体的なアドバイスができるようになるのがこの検査を受けるメリットです。
●バウムテスト…心療内科で長年使われているオーソドックスな描画法です。簡単な絵を描いてもらうと、自己の状態、感情、苦悩、願望などが推察できます。実際は、推察を元に質問していくことになります。この検査のメリットは、自分では気づいていない内面を知ることができるのと、対処していくポイントが見つかること、言葉にはできない辛さが見てわかることです。
バウム検査は統計学に基づいていて、解釈する側には鍛錬が必要です。
言葉にできない子供も、絵だと無意識のうちに内面を描いてくれることが多く、かなり有効な療法です。
●考え方の癖をみつける検査…いわゆる認知の歪みと、その他の思考癖、感情の扱い方のパターンを探ります。
●心のMRI検査
その他検査(成育歴聞き取り、アダルトチルドレン検査、HSP検査、解離性同一性障害および内在性解離度合テストUSPT、強迫観念の度合い検査、)の総称。検査を行うメリットは、対処するポイントを明確にすることです。
心療内科経験が長いカウンセラーだからこそ、その方に必要な検査を見極めます。いろいろな角度から性格、症状を見極める検査をその方の症状に応じて行い、具体的なフィードバックをします。
4.心理教育
→今何がその方の中で起こっているのかを心理学の観点から分析してご説明します。
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5.療法スタート
→4までに把握した患者さんの性格、考え方の特徴を踏まえて合う療法を始めていきます。
主に、対人関係療法、認知行動療法、催眠療法、NLP、交流分析などです。
心理教育で、生きいやすい考え方、習慣のアドバイスも行います。
知らずに入れてしまっているマイナスの暗示を解き、プラスの暗示を入れます。
セラピーで傷ついた心を癒すのもこの段階です。
カウンセリング終了時に、簡単な宿題を出すこともあります。
宿題を実行していただくことにより、カウンセリングの効果が最大限に高まることが期待できます。
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6.カウンセリング終結
問題が解決した、生きやすくなった、「もう一人で大丈夫」と思われた時にカウンセリングの終結となります。
終結後も、メンテナンスやリラックス、質問、お話しに来てくださる方が多いです。
1~5の順番は、前後し、臨機応変に変わることもあります。
検査について
当方ではネットで行う簡単な検査と違い、心療内科で実際に使われている検査を多数導入しています。
いろんな角度から、性格、症状、問題を知ることにより、対処するポイントが的確に絞られます。カウンセラーの感覚で勝手に判断してしまうと、対処すべきポイントが取りこぼされてしまいます。
どんな風にカウンセリングを進めていくか見極めていくためにも必要だと考えています。
心の病気は、すべて体からのメッセージ
私のカウンセリングでは、心の病気は、すべて体からのメッセージと捉えます。
うつ病になった場合は、「今までの考え方、生き方がツライから変えて!」と必死のメッセージを体が送ってくれているのに症状を薬で抑えるだけなのはおかしいと思います。
例えば、お酒の飲みすぎで内臓疾患を患った場合、投薬治療で痛みや吐き気などの症状をおさえても、相変わらずお酒を飲み続けていたら、再発するのは避けられないでしょう。内臓が「お酒に頼らない考え方を身につけたり、ストレスを減らすよう環境を調整したりして~!」というメッセージを発信してくれた結果が内臓疾患なのに、症状を抑える投薬のみだと、内臓がかわいそうです。
カウンセリングを受けられた方の変化
体からのメッセージを聞き、応えていくカウンセリングを行っていると、患者さんによく言われることがあります。
- 本当につらかったけど、この病になった意味が分かってよかったと思えるようになった。
- 今まで、自分で自分をいじめていた。もっと自分を大事にしていこうって初めて思った。病気になった意味を理解することで、真の回復をされるのをサポートします。現状のつらさを軽減するのはもちろん、再発しないカウンセリングを心がけています。
▼うつを改善したいと思われる方まずは初回カウンセリングをお試しください。(現在はカウンセリング受付停止中)
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